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「大人の学びなおし」に身近な理科はいかがですか。

「リスキリング」や「リカレント教育」という言葉を最近よく見聞きすることはないでしょうか。
・リスキリングとは,主にデジタル分野で,新たな業務に必要なスキルや知識を習得すること
・リカレント教育とは,学校教育課程を離れてからも,大学などの教育機関で勉強をし続け,時には就職と学校を繰り返すこと
を指します。
どちらも,現在の業務に関係したり,スキルアップをはかる目的という点で共通したものになっています。
これらはお仕事をしている人の業務に関するものですが,それとは別に「大人の学びなおし」も,また注目されています。

子どもに勉強を教えるために親が勉強しなおす――
というように,義務教育課程の知識を大人が学びなおすことがあり,それに応じたテキストも最近では散見されます。
かくいう弊社も,「大人の学びなおし」に関した書籍には何度か携わらせていただいたことがあり,『親目線でみる義務教育知識』という視点に新鮮さを感じながらお仕事させていただいておりました。

主要5教科のうち,理科知識は生活に密着していることも多いのではないでしょうか。
塩素系洗剤と酸性洗剤の「まぜたら危険!」とか
重曹(ベーキングパウダー)を混ぜたら生地が膨らむとか
ゴキブリ退治には洗剤が効く…等々
“なんとなく”生活に入り込んでいるサイエンスは限りありません。
そのため,理科は大人が学びなおすには面白い科目であるといえるではないでしょうか。

実は,身近なサイエンスや数学をメインに様々なシリーズが展開されている有名なものがあります。
科学雑誌「Newton」は聞いたことがあるのではないでしょうか。これから発展したムックや書籍なのですが,いろいろな層向けに様々なバリエーションがあります。
「Newton」といえば,最新研究や発見などを紹介している科学雑誌ですが,その系列紙には,「ニュートン別冊」や「Newtonライト」といったムック系。そして「ニュートン超図解新書」や「ニュートン科学の学校」,「文系のための東大の先生が教える」シリーズ等の書籍系もあります。
これらの特徴としては,本格知識ながらも文字量少なめだったり易しく紐解いていたり,図版や写真などビジュアルイメージ多めだったりと手に取りやすいです。
そして,一冊買うとついつい集めたくなるシリーズ展開なので,気がついたら学びなおしが出来てしまっている可能性も!?

日本の大学生は高校を卒業してすぐの年齢層が圧倒的に多いですが,海外では社会人が再入学することも珍しくないです。
社会人になったり,親になったりして自分の置かれた状況や興味の対象が変化したとき,気軽に大学に入りなおすという考えもあっていいかもしれませんね。
そこまでいかなくても,期間限定のスクーリング制度やオンライン受講などがもっと広がると,リスキリングやリカレント教育はさらに身近になりそうです。

「勉強しなおしたいけど,どうしたらいいかわからない」
「大学に入りなおすほどではないけど,詳しく勉強したい」
と思ったとき,今は様々なレベルの教材や書籍が出ています。
お子さんがいる方は子どもの勉強をみつつ一緒に勉強というのも,お互いのモチベーションアップにつながるかもしれません。
余談ですが,我が家では子どもと一緒に親も漢字検定を受けていました。
案外「勉強しなさい!」というよりも,一緒に勉強するほうが効果的なのかもしれないな,と思ったりもします。

手はじめに,理科の「学びなおし」してみませんか?

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